VOICES

"チームで当社を担当してくれている"という感覚

関谷 亮 様

取締役 常務執行役員 管理本部 部長 / 株式会社レゾナ

略歴
製造業の工場経理部門で財務・経理業務に従事する傍ら、社内業務システムのPG、社内システムの導入・構築SE、PMを兼務後、海外子会社の経理業務、会計監査を経て、2005年レゾナに参画、2014年より現職。総務、財務、経理、調達、採用を幅広く担当。

会社紹介
電子カルテ、介護施設向けシステムをはじめとした医療・介護のソフトウェアベンダーで、基幹システムから部門システム、I/Fの構築まで開発・販売・サポートを一環して提供しています。

株式会社レゾナ

御社がオフショア開発を検討された経緯について教えてください。

事業が拡大していくにつれ、エンジニアの慢性的な不足が顕在化しており、包括的な対策を考えていた。とくに当社は群馬に本社があり、東京などと比較してもエンジニア採用については苦戦していた。4年前のIT系の展示会で御社ブースに訪問し、説明を受けて、ずっと頭にはとどめていた。私自身、外国人エンジニアと仕事をしたり、海外子会社のマネジメントをした経験もあるので、海外とプロジェクトを進めることにはさほど抵抗はなく、選択肢のひとつとして検討すべき、という認識だった。医療・介護連携のシステム事業である”i-MEDIC”、”i-MEDIC2”パッケージとして成熟期に入り、エンジニアリング・リソースの長期かつ安定的な確保を抜本的に解決すべく、オフショア開発に踏みきった。

ムロドー・ベトナムを選択した理由について教えてください。

コスト優位性はもちろんのこと、「オフショアの開発チームを導入するということはどういうことか?」について、メリット・デメリット両面からの説明が丁寧だったことが大きい。営業担当者と話をしていて、当社がどういう状態で、ベトナム側の体制をどうすればいいか、どのように進めればうまくいくか、ということを真剣に考えて頂いていることが伝わってきた。何度かディスカッションしているうちに、我々の中で実際に運用しているイメージが湧いてきて、「やってみよう」ということになった。ラボ型開発でアサインされるエンジニアは、当社のプロジェクトを専任で担当してくれる。他の仕事と掛け持ちではないので、しっかりとシステムを理解してプロジェクトを進めていこうとする姿勢が強く、その点も魅力的だった。また、ムロドーは日本に本社があり、システム開発をしていることも安心感のひとつ。多くのオフショア開発会社は、日本は営業拠点としてのみの活動になるが、ムロドーの場合は、日本単独でも、日本とベトナム連携でも、多くのプロジェクトを手がけている。現在のラボについては、基本はベトナムチームだけで動いてもらっているが、何か難しい問題が生じた際に、日本の開発チームと連携して問題解決にあたれるというメリットはありがたい。

ムロドー・ベトナムのラボの評価について教えてください。

率直に、吸収力の速さには驚かされた。スタート当初に顔合わせした段階から、ラボにアサインされたメンバーならびにベトナム現地のGMが、準備をしっかりしてくれていたのを感じた。事前に送った資料の読み込みが丁寧で、課題となるであろう事項を洗い出してから打ち合わせに臨んでくれていた。日々の業務については、細かいニュアンスを意思疎通するまでには慣れが必要だったが、ラボ開始から1年半たった現在、当社もラボチームも仕事には慣れて、Skype等のやり取りもスムーズになっている。過去には、退職等でラボのメンバーが入れ替わることもあったが、引継もしっかりしてもらっており、出戻りは少ない。「チームで当社を担当してくれている」という感覚を持っている。

ラボに取り組んでからの御社側での変化について教えてください。

当社側のエンジニアのスキルがあがった。社内での開発作業だと、隣の席に座って画面を見ながら口頭レベルで進めることができる。これは良きにつけ悪しきにつけ、プロジェクトを容易に進めることができてしまうが、遠隔でしかも海外のエンジニアと仕事をするとなると、当社側の意思をしっかりと伝える必要が出てくる。この作業で、スタッフがだいぶ成長したな、と実感する。システム全体を把握して、それをきっちりと伝える能力が飛躍的に向上した。また、当社内でやったほうが良い領域、ベトナムに任せた方が良い領域、を判断する力も育ってきている。ラボチームとの日々のやり取りはチャットで行っているが、みんなノリが良くて楽しそうにやっている。

ラボに対する今後への期待や改善点について教えてください。

将来的には開発ラインを複数化していきたいと考えている。現在は弊社パッケージの共通部分の開発やサブシステムの開発をお願いしているが、品質とコストのバランスから、当社側の開発リソースとして本格的に検討していけると思っている。当社のスタッフも含めて、事業の成長を支えられる開発チームを、長期的な視点でつくっていきたい。ミニマムな視点としては、開発プロセスとして、基本設計は当社で、詳細設計からベトナムでお願いしているが、徐々に基本設計から担当してもらえるようにしていきたい。ラボの良さは「当社専用のチームとして動いてくれる」ことなので、システムに対する習熟度は時間を重ねるごとに増す。当社側からの要求も徐々にあげていって、将来的には、「逆にこうしたほうがいいですよ」と提案が来るくらいにしたいと思っている。