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ベトナムという国、ホーチミンシティという街

2010年のある日、私たちは海外進出を決めました。

急速に成長するICT市場、枯渇するエンジニア、少子高齢化という外部環境。日本の現状をどう好意的に見ても、国内人員だけでシステム開発を行っていくことはもはや困難だと判断したのです。元々インドやアメリカで事業展開を行っていた経験もあり、海外進出の決断自体に抵抗はありませんでした。

数あるIT立国の中で私たちが選んだのは、東南アジア・インドシナ地域にある国、ベトナム。

成田空港から飛行機で7時間、経済の中心地である南部のホーチミン・シティに降り立つなり、私たちは暖かいこの国、この街を気に入りました。特に南部は、年間通して半袖短パンで過ごせる常夏の街、道ゆく人々も南の国特有の明るさで出迎えてくれます。

手探りでオフィスを決め、法人を作り、採用を行い、開発会社としてMulodo Vietnam Co., Ltd.をスタートしたのは、2012年の初頭のことでした。


若さと可能性

ベトナム戦争が終結したのは、つい40年ほど前のこと。戦後復興を急速に乗り越えたベトナムは、、国民全体の平均年齢がなんと28歳というまだまだとても若い国です。同じく平均年齢46歳の我が国と比べると、どれほど若いかお分かり頂けると思います。

少子高齢化が進む日本では特に労働人口の将来的な減少傾向が深刻化していますが、ベトナムはその逆で、どんどん働き手が増えている最中にあります。まったく対照的なこの国は、労働力のグローバリゼーションという観点で、今後ますます、日本にとって重要な国になっていくことでしょう。

一方、若さ故の課題もあります。若いということは、すなわち経験が少ないということです。分かりやすく言えばベトナムは「経験ある中堅どころがそもそも存在しない国」と言えます。日本はさしずめ「経験ある中高年しかいない国」ということになります。オフショア目的でベトナムでビジネスを行うということは、かの国の「若さ」を活用させてもらうということに他なりません。私たちは「経験」という強みでもって、彼らの若さに対するお返しをしているわけです。

この観点は実際のオフショアシステム開発においても非常に重要であると私たちは考えています。


ベトナム人の気質、そしてチーム

「ベトナム人は真面目で日本人に良く似ている」と言われることがあります。確かにその通りで、真面目でシャイな部分は私たち日本人と相通ずる部分と言えるでしょう。さらに国民性として上下関係に馴染みやすく、また横のつながりを重視するのも特徴です。一方で組織の中で自ら積極的に発想・発信し、作り上げていくことは、比較的苦手と言えます。これら特徴は、オフショア開発において非常に重要な意味を持ちます。現場丸投げでなく、明確に指示出しを行い、チームワークを重視したマネジメントを行うことで、オフショア開発の成功確率は各段に上がります。


私たちが果たせる役割

私たちはシステム開発会社です。私たちには技術しかありませんが、技術こそが私たちの生命線であり、これからもこだわり続けていかなければならない部分だと思っています。ただ実直に、プロフェッショナルとして技術指向を追求していくことだけが、単に自社サービスを向上させるのみならず、若きベトナム人スタッフの成長という形での、この国への恩返しになると考えています。


ベトナムと私たちのこれから

ベトナムはまさに高度成長期まっただ中、日々色んなことが凄まじいスピードで変化しています。特にホーチミン・シティは内資外資問わず様々な建物が建設され、店舗がオープンし、息つく間もなく入れ替わっていきます。そんな活気ある街に置いていかれないように、私たち自身もスピードを上げて変わり続けていかなければなりません。考え方を変え、サービスを変え、役割を変え、成長するこの街と一緒に、私たちムロドーグループも成長していきます。